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人が生きていくためには日々を重ねなければならない。 重ねた日々はやがて大きくなり決して変わらぬ不変の物となる。 それを歴史と人はいう…
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航空機、人型兵器、天文、物理、古生物、人類史等
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今日は、ガンダム作品内でも伝説的行為とされるνガンダムのアクシズ返しについて語りたいと思います。
誰もが(劇中の人物含め)無理と思われたアクシズをなんとMS1機で押し返してしまったアムロ・レイ。
サイコフレームの共振云々で片付けられてしまったこの行為ですが、実はものすごいことなんじゃないかと思うわけです。
ということで続きをどうぞ。

アクシズは、大きさやその質量についての詳細なデータがないのでここでは、劇中での他のものとの対比から、推測して、色々と割り出してみたいと思います。
まず、その大きさについてですが、ZZの劇中でアクシズがコロニーに衝突するシーンがありました。
そのときのアクシズの大きさは推定ですが、コロニーと同じくらいでした。
宇宙世紀に存在するコロニーはどれも40kmクラスの大きさですので、横の長さについては、大体それくらいだとします。
高さは横の3分の2くらいなのでおよそ25kmでいいんですが、問題は横幅です。
アクシズの横幅については、あまり劇中には現れませんし、図じゃ全くわかりません。
とりあえず、色々と眺めてみた結果、およそ横幅と同じくらいだったんで、同一の値をとるとします。
ということで、大体の材料はそろったんですがさぁ、計算というわけにはいきません。
というのもアクシズはba62b13e.jpg右図のような形をしているので、体積計算がめんどくさいんです。
まぁ、落ちそうになったのは右半分なんで、それだけを計算するとしましょう。
右半分を眺めていると半分の横幅を頂点とした四角錘っぽい形をしているので、四角錘の計算式を利用します。
すると、20×10^3×25×10^3×40×10^3÷3でおよそ6.67×10^12m3となります。
次に密度ですが、アステロイドベルトから引っ張ってきたということなので、同様にアステロイドベルトからの小惑星ジュノーを参考におよそ4.0g/cm3としましょう。
ちなみにこのジュノーというのは、宇宙世紀ではなんとルナツーとして利用されています。
びっくりですね。
それでは、この密度を先ほどの体積と掛け合わせて質量が出るわけです。
その値は6.67×10^12×4.0×10^3でおよそ2.70×10^16kgとなるわけです。
四捨五入しているので、値がおよそ10%くらいずれている可能性もありますが、元々の計算が極めてアバウトなので、このくらいの誤差は打ち消しあってると思われます、まぁ多少は減る可能性はありますが。
これでアクシズ(右半分)の質量は出ましたので次はその落下速度です。
通常、隕石が地球の大気圏に突入する際の相対速度は秒速6~7km/sくらいと言われています。
アクシズは静止上から加速したのでそれよりは遅いとは思いますのでおよそ秒速5km/sで突入したとしましょう。
このときに発生するエネルギーは物体の運動エネルギーなのでE=mv^2より2.70×10^16×5^2×10^2×10^2なのでおよそ6.75×10^21ジュールのエネルギーが発生します。
これはTNT換算で約161兆トンであり世界最強の水爆300万発以上に匹敵します。
νガンダムはこんなのを止めようとしたわけです。
劇中では、アクシズ半分でも核の冬は来るといってましたがとんでもない。
核の冬どころか、大陸の形は変わるわ、1km級の津波は来るわの大騒ぎで冬が来たなんて地球上で言っている人間はいないでしょう。
それ以前に完全に地球が壊滅したらスペースノイドは自給自足をやっていけるのか少し疑問です。
ちなみにνガンダムはカタログスペックで総推力97,800kgなのでこの分は押し返せます。
しかし、自重27.9tも同時に支えなければならないのでその分を引くと90,000kg弱、アクシズと同様の速度で押し返したとしてもそのエネルギーの差は3000億対1、もはや勝負にすらなりません。
ちなみに終盤にギラドーガやジェガンが参加していましたがやはり差は四捨五入すれば3000億対1、億の単位は動きません。
アムロに「やめろ」言われましたが、ここまでさっくりと微力ではやめろ以前に無駄です。
その上、爆発とあっては報われない。
こんな超絶的エネルギー差をひっくり返したサイコフレームの共振、実に6.75×10^21と上の総エネルギーほぼ全てを受け流したわけです。
劇中では全人類の意識の共鳴だなんだかんだと説明されてましたが、そんなことでこれだけのエネルギーをひっくり返せるとは、そして最後までそれをやり遂げたνガンダムはやっぱり伊達じゃないね。
では…。


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